窓辺の喫茶

表千家茶道、茶人を目指す。アート、音楽好き。HSS型HPSのため臆病なくせに好奇心旺盛。日常に思ったことの徒然を書く。

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『凪のお暇』最終回に心打ち砕かれた

ご無沙汰しております。窓辺喫茶の亭主ミワコです。

 

仕事に夢中というか環境が変わり過ぎて頭も心もついていくのに精一杯で文章も書けませなんだ。

もう少ししたらこの状況に慣れたい。でも、毎日スリリングな仕事嫌いじゃない私です。

 

でも、突っ走り過ぎた夏も終わり涼しくなり始めた時、それは連続ドラマも終わる時期。

不定期に見ていた『凪のお暇』最終回に完全に心打ち砕かれた今日です。

 

金曜ドラマ『凪のお暇』(なぎのおいとま)|TBSテレビ

 

原作好きで読んでいたので、実写化がリアル過ぎて、しかも昔から大好きな高橋一生さんがこれまた好きなキャラクターである慎二って事で怖くて見れない。上手すぎに決まってることは明白でしたもん。

精神的ダメージを受けそうで怖かったので、たまに恐る恐る見ると、案の定面白すぎる…

この臆病な自分が存在するのがHSPな特性と感じてしまいます。

 

話が進んでいく中で、実は周りの空気読む人間の主人公の凪は弱キャラではなく、本当は他人に全く興味ない自己中キャラだったということに気づきます。

最終的には他人に興味を持ち、信頼できる仲間を作り、また仲間に影響を及ぼして自立していくという成長ストーリー。

求愛されたイケメン2人とも決別し、仕事も決めてお暇終了。

 

HSPの気質を持っている人はかなりどストライクな部分が散りばめられたストーリーでありつつも、凪のようにさまざまなブロックに立ち向かい自ら克服して前向きに歩き、おまけに周囲の人たちに愛されるというところまで簡単に行きつくことはドラマならではの展開。

 

私はメンタルの部分はかなり処理できるように克服して来たけれども、人間関係に対して未だによくわからない部分が多い。

 

よく分からないというのは、友人とされる人達との距離感とか、お互いに信頼するとはどういうことなのか。そもそも友達ってどこからなんだとか。

気持ち悪いですかね私。

 

皆さんどう生きてるんだろうか…

 

スゴく冷たい言い草と聞こえるかもだけど、所詮は相手の気持ちを透視することなんて、一生できないと思っているんですよね。本気で他人と心底共感なんて作れるんだろうかとか半ば諦めている私。

 

人生の中で、自分もそうだし相手もだけど、なんらかの理由で急に目の前から立ち去ることはこれまで何度も経験してきたわけで。時には強い怒りの感情があったり、静かに距離を置いたり。その度に痛みを感じつつも仕方ないと思うことにして感情に蓋をしてきました。

 

もちろん何十年来の友人も数人はごく少数います。

しかし、そうでない友人だった人の方が遥かに多い現実。

 

強い絆ってなんだろう。親友ってなんだろう。私は結局は全ての人達と上辺だけの付き合いしかしてないんじゃないだろうか、そんなことを考えると気持ちが落ちる。

 

挙げ句の果てに、どこまで心が通じ合えたら正解なんだろうかとか。

 

時に四六時中、空気読む人間の辛さはあります。友人とだって、職場の同僚や部下にだって相手の空気感読みながら対応することはとても多いのも事実。

 

けれども、全てをさらけ出して生きるわけにもいかないし、ある程度はその場所によって違うキャラクターを使い分けていく方が上手くいくから悪いことでないとも思っています。職場で家にいる時みたいにグータラもできないしね。

言い訳すると、キャラクターは変えても本音を言うようにしてはいます。嘘ばっかいうのは心が死んでしまうので。

 

でも、たまにどこまでホントの自分をさらけ出したら正解なんだろうかとかも思うんですよ。

 

そんなことを考えているとホントの自分って何さとか、そんなもんあるのかなとか答えの出ない禅問答みたいな迷宮に入り込んでしまう。ツライ。

 

年に一回くらいこんな気分に陥ってひどく気持ち悪くなる。今回は凪のお暇最終回を見て、このキーが押されてしまったのでした。

 

まず、みんな凪のお陰で変われたんだよという温かい空気感にスゴく違和感を持ってしまいやられてしまった。

これはヒロイン漫画やドラマにありがちな、主人公はみんなに愛されるって鉄則パターンではあるけど、凪の場合は他人に興味がないという実は最低な性格なのにめちゃくちゃ愛されるって一体なんなんだろう。

負の部分を自分も他者も認めたからだろうか…

 

私自身も他人に全く興味がないのかもとか愛情が欠落してるのかもとか、自分自身に対してたまにゾッとする時がある。闇。

 

そもそもドラマの人物と自分とを比較する事態が馬鹿馬鹿しい行為なんだけれどもねぇ。

 

一方で、本当は凪のこと未練あるけど、彼女に自分は必要ではないんだなと身を引く慎二にとてつもなく共感して泣きたくなる自分もいる。

慎二の成長ドラマって視点で見ると泣ける。ワンコ抱きながら凪のために何ができるのかってセリフヤバかった。

 

兎にも角にも、心の中の支離滅裂でひっちゃかめっちゃかなんです〜汗

 

これだけ心を抉るってのは、それだけ私にとって核心をついてる何かがある原作だしドラマだったんだろうな。

原作はまだ続くので楽しもうと思います。

 

何が言いたいのか伝わらない文章に反省。

自分の心の中の整理は全くついてないけど早く寝ることにします。

 

ではまた。