窓辺の喫茶

表千家茶道、茶人を目指す。アート、音楽好き。HSS型HPSのため臆病なくせに好奇心旺盛。日常に思ったことの徒然を書く。

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【HSS型HSPの日々】兼好法師もマルクス・アウレリウスも、はたまたフジファブリックも

睡眠について悩みがちな窓辺喫茶亭主ミワコです。

ランニングして身体を疲れさせてから寝たいのだけど、帰宅が遅いので頭ばかりチカチカして深い眠りが取れません。

 

昨日のブログは私の黒い部分を出したので引かれたかなとやや自嘲気味になりながら、良いヒトとして見えるように一生懸命に取り繕うHSP気質としては変化したなぁと驚いてもいます。

ただ、差別的発言と捉えられたら謝罪しか無いのですが。。。

 

 

そんな私ですが、再びHSPネタを書こうと思います。

 

昨日のフジファブリック新曲のお知らせに興奮したことから今回は始まります。

 

 

徒然草』をテーマに今暑いアーティストが楽曲を提供するというサントリーの企画!

 

サントリー天然水 GREEN TEA 特設サイト 徒然なるトリビュート

 

フジファブリックは189段を選択して『O.N.E』という曲を公開。

 

MVも異色だし、大阪弁の歌詞とテンポの良いメロディも元気になれる!

同僚を叱らなくてはならなくなった不快な気持ちも、残業しなくてはいけなくなった気持ちも上がるもんです!

 

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徒然草189段の現代語訳です。

なんだか、昔の人の言葉だとは思えない気がしますよね。

 

それ、あるあるー!

 

 

これから最近私の好きな100分で名著で放映していた、1800年以上も前に生きた哲人皇マルクス・アウレリウス『自省録』の

 

「一日一日をあたかもその日が最期の日であるように生きる」

 

という、つまりは自分が生きているのは終わった過去でもまだ来ない未来でもなくて今ここなんだ、今を大切に生きることが大切という意味で解説した岸見一郎さんの言葉に繋がりました。

 

名著86 「自省録」:100分 de 名著

 

私自身は30歳くらいまで、毎日過ぎた失敗に落ち込み、まだ来ていない明日や未来への不安でいっぱいに生きていました。

明日は悪いことが起きそうな気がして、眠る前に布団の中で無事に過ごせることを祈ったり、何か良くないことや不測の事態があるたびに今日は運が悪い日だと決めつけたり、悉くマイナス思考。

さらに、こんな不出来な自分に対してメソメソ悩まないことこそが悪いようにすら感じていました。

 

また、心が震えるほどラッキーなことに遭遇すると、次は足をすくわれて悪いことが起きると怯えたり・・・

 

しかし、ある時にきっかけを忘れてしまったのですが自分の思考回路が余りにもしんどいのではないかと気づきました。

済んだことや、まだ分からないことに悩んでも無駄だし、ましてや良いことの後に悪いことサイクルは

自分の頭の中で作り上げた妄想の世界ではないかと。

 

一旦、辞めてみよう。

辞めても悪いことが起きたらその時に考えようと決心しました。

 

そうしてみたら、別に良いことのあとに悪いことは起きない!

過去のことだって、クヨクヨ悩まないことに私を責める人もいない。

 

そんな結果が出ました(笑)

 

 

 

HSS型だからか、たまに自分は変えられるって信じている部分があったからできたのかもしれないです。

 

 

そして自分では想像もしていないような、とびきり良いことや、とびきり悪いことが起きることにも気づきました。

そんなことはその都度対処していくしかないし、それも苦には思わなくなりました。

また、HSPなので想定できるリスクは未然に回避できるようにという周到な準備は肌に身についているので欠かしません(笑)

 

もちろん何をしておいても、地の底まで悩むこともあるし、雲の上まで飛べるくらい嬉しいという感情になることもありました。

 

 

私は今にここにしか立ってない。

過去とか未来に生きているわけではない!

 

今を生きる!!

 

 

フジファブリックはボーカルの志村くんが2009年のクリスマスイブに急逝してしまい、3人は予測もしない岐路に立たされました。

 

だからこんな歌詞が書けるんだよね。

めっちゃ楽しい曲だけど、乗り越えた先の彼らのありのままの気持ちが詰まっています。

 

明日なにがおきるなんて

誰にも分からないんだから♪

 

こちらの記事も是非読んでください。

そして、曲を聴いてみんなの心が軽くなるといいなぁ。

 

 

それにしても、学校教育に古典文学などいらないということが公然と議題となる昨今、令和の万葉集に続いて徒然草にスポットが当たるようになったことを、文学部国文学科卒の私はとても嬉しいです。

自分の過去に悩むことはしなくて良いけれど、先人が残した書物にはやはり知恵が詰まっているので生きるヒントを参考にできる。

歴史教育とともに、文系学問の重要性は伝えていきたいですね。