窓辺の喫茶

表千家茶道、茶人を目指す。アート、音楽好き。HSS型HPSのため臆病なくせに好奇心旺盛。日常に思ったことの徒然を書く。

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着物も気候に合わせましょう

月曜日は頭が回らない窓辺喫茶亭主ミワコです。

週末に家事を集中させると、休日休めないということに最近気づきました(笑)ローテーションを改善しないとです。生活力の低さに自分自身に呆れますね。

 

さて、前回の茶道の稽古での装い。

 

https://www.instagram.com/p/BxW4XdGlKzH/

本日の着物。茶道の稽古。京紅型の小紋に博多織の名古屋帯。やはりお点前の稽古には柔らか物が気持ち良いです。初夏の陽気になってきたので、袷の着物もこれで終わりかな。衣替えは気候に合わせよう。#着物 #京紅型 #博多織 #八寸帯 #袷着物

 

5月になっても日々寒暖の差が激しい気候ですが、さすがに汗ばむ日も増えてきました。

 

着物には昔ながらの衣替えルールがあって、気にする方も多いです。

10月から5月までは袷という、裏地付きの冬物の着物。6月と9月は裏地なしの着物。7月8月は生地の薄い盛夏の着物というものが一般的に言われています。

なので、暑い5月でも熱中症になりかけながら冬物の着物を着るなんて人も未だにいます…

 

なんというか…着物って色々ルールがあるんですけれど、何で言葉の通りに死守する人たちがいるのでしょうか。

 

辛口になりますけど、歴史を知らない思考停止状態の浅はかな人たちと私は思っています。ほとんど迷信か割と最近誰かが仕掛けたものが多いんですよ。

 

そもそも、現代にまで守られている衣替えのルーツは明治時代の官公庁や軍隊の制服の衣替えルールを下敷きにしているようです。

また、京都の舞妓や芸妓の衣替えはこれとは違いもっと細かく分類されていますから、伝統的などを考えたこちらの方が古いかもです。しかし、見せるための花街のルールと一般人のルールを混ぜこぜもなんか違う。

 

それに、明治時代は小氷期の終わりですから、異常とも言われる温暖化の今とは全く気候が違います。

 

伝統と思って守っていると思うのですが、遡るとたかだか明治時代だし、着物と関係のない制服のルール。どこに死守する理由があるんでしょうかねえ。

 

最近は茶道の先生でも、そこまで厳密に守らなくてもと配慮してくれる場合も増えてきています。

5月には風炉の設えになるので、一緒のタイミングで着るものも変わって良いとすら思います。

 

また、普段に着るものは気候に合わせて変えるべき。

 

ルールと完全一致にしないと着てはいけないとか正気の沙汰ではありません。

 

着物を着て具合が悪くなってトラウマになんて悲しすぎます。

 

昨日は風が少し冷たいかなと感じて袷にしたけれど、今週末からは単衣にしようと考えています。

昨今の着物警察なる人たちにうるさいことを言われたら、無視するか、滔々と歴史を語ってよりめんどくさいキャラになるかで対処してみてはどうでしょうか。

 

何よりも身体が第一です!

 

では、また。

 

オフィスカジュアルって何さ!着物より洋服が難しい私

ゴールデンウィークに突入。

人混みが苦手かつ3月からノンストップだったので、休暇なのに予定ガラガラの窓辺喫茶亭主ミワコです。

完全に脱力しております。

 

と、言いつつ今日は茶道と陶芸の稽古でした。

 

部署を移動してオフィスから出ることがちらほら出てきたため、スーツが必要になり揃えました。

服装もお客さまの前に出る場合は気をつけないとならないなぁと休暇中にコーディネートを整理しなくてはと考えています。

 

オフィスワークで女性は特にですが、最近は男性もオフィスカジュアルという、何とも定義が曖昧な用語で服装を指定されます。

 

オフィスカジュアルで悩む方も多いのか指南しているサイトもかなりありますね。

読んでみると正解って無いみたいで、正直なところNGの露出の多いホットパンツに過度なミニスカート、肩やお腹が見えるような服装やジーパンやサンダルなどでなければOKではありつつ、人によっては場違い過ぎて微妙と思える場合も無くはない。

 

山に行くの?とか、これからダンスですか?とか、パーティでしょうか?と種々様々。

 

でも、NG項目にはハマってないのも事実。なんとも言えない(笑)

 

職場の風土や雰囲気もあるし、忖度を存分に発揮しないといけないような気がして悩ましい。逆になんでも良いという結論もあるかなぁ。

 

 

一回り以上年下の男性社員にランチ食べながら

「女性の服装ってたまにそれで良いのって時ありますよね!」

といわれて、男性諸君も同じように思ってるのねと感じたのもありました。

 

 

平成に入ってからのような気がするけれども、昔は無かったような様々なファッションが登場しています。

服装は自分の意志を表現する要素もあるので、それだけ世の中が多様化してきたとも言えますね。

 

しかし、逆に多様化しすぎて何が良いのか困る場合も多いし、歳を経るごとに元々好みのショップのテイストが変わってしまい路頭に迷うことも少なくなく...。゚(゚´ω`゚)゚。

 

 

ジョブズなどは、毎日同じ白シャツと黒いパンツの揃えでそこに無用な思考を働かせることをしないようにしました。

私もプライベートは兎も角として、毎日同じ場所に通うオフィスワークなどは出来れば洋服は極力考えたく無い派。ジョブズに共感の気持ちがあります。

 

とりあえず、1週間5日分の無難なワードローブを揃えてはいます。

でも、無難とは言えシャツひとつとっても形や色にに流行り廃りがあるのが悩ましい。

小まめにアップデート必要だし、テイストや色合いもミスマッチだと気になって仕方ないというhspの困った特性が頭を出すので、割と悩んでいます。

 

あと、セルフイメージを意識するので職場やプライベートでもポジションによって服装を変えないと気持ち悪いのもhspだからかも。

無駄に脳みそフル回転(笑)

 

 

実は、意外と着物もあまり考えなくても良い構造になっていることをご存知でしょうか?

 

西洋における洋服もかつてはそうだったのですが、身分社会だった頃のルールや、日本はハレとケでTPOを分ける風習があります。

そういった慣習を下敷きにしているから、こういった場合はこの着物を着てこの帯を締めるという選択が実に楽チン。(ワードローブが多くないからもあるけど)

また四季によって季節の花柄なども面倒という方もいるけれど、逆にこの時期はこれ!と頭に入れておけばこれも楽。

 

シチュエーション別のマトリックスがしっかりとできるので迷うことがほぼありません。

 

また、流行のスピードも遅いから毎年買い換える必要は全くないと言って過言ではありません。

素敵と思って譲ってもらった着物も、聞けば30年前に購入したなんて話もザラではなく。リサイクルショップに並んでいるものも同じです。

 

しかし、まったく流行が無いと言うのは嘘です。

袖の長さや色合いは多少の流行があるのは事実。地方によっても好みが違ったりしますね。

今の東京は淡めの色でビル街でも違和感のないトーンが好まれているようです。

私の好みとは違うけれど、スタイリッシュな感じはします。

でも、マトリックスに合ってさえすれば場違いや流行おくれと思われることもありません。

 

ワンポイントとしては、少し古臭く感じたら、帯締め帯揚げを新しいものや色合いにしてみるのも比較的安価にコーディネートするコツです。

 

本日の着物は鎌倉のリサイクルショップで手に入れた大島紬と、決まってこの時期に締めるカタクリの花の帯。

茶会ではNGですが、雨模様であったのとお稽古なので雨に強い普段仕様の大島紬を着ました。上から雨ゴートを羽織って準備万端。

 

https://www.instagram.com/p/BwvtDhplH_s/

季節外れで少し肌寒いけど、この時期は軽やか大島紬が似合う。山で淑やかに咲くカタクリの花を描いた塩瀬帯を合わせて。#大島紬 #塩瀬帯 #京友禅 #カタクリの花

 

着物シチュエーション別のマトリックスについては別で説明したいと思います。

 

では、また!

冬至のご褒美

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

本日は冬至。一番太陽のお目見えが少ない1日。

明日からは日が伸びていくので、その前の総決算でデトックス期間という話もあるのですね。

私も例に漏れず、イライラやら溜まったココロの澱やらダダ漏れの1週間でありました(笑)

 

そんな冬至に参加したのは、日本現存最古のお香店である『薫玉堂』さんでの香袋作り。

 

丸の内はんにゃ会さんが呼びかけてくれたイベントです。

丸の内OLの仏教レジャーサークル 丸の内はんにゃ会

 

創業文禄3年(1594年)、豊臣政権の頃。本願寺出入りの薬種商として始まったそう。

香老舗 薫玉堂

 

今回は東京駅丸の内口のKITTE内の東京店を訪れた。

 

お香の並ぶ薫り高い店内。一方踏み入れただけで癒される〜。

 

店員さんの説明でお香を自分の好みに調合します。

 

まずは香袋を選びます。正絹の華やかな織から、麻のナチュラルな生地まで、それぞれの好みが分かりますね〜。

 

次はベースとなるお香。白檀か薫り香を選びます。白檀は落ち着いた香木の優しい香り、薫り香は女性らしい華やかな香り。

 

私は白檀を選びました。白檀はお茶の炭点前でもお馴染みの親しみのあるお香なので落ち着くなかも。もちろんミックスもOK。

 

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そしてブレンドする香りは、ラベンダーやローズなど8種類。

 

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混ぜるとどうなるのか想像ができない〜

 

ローズ、月桂樹、クローブスターアニスを少し調香してみました。

 

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イメージはオリエンタル耽美的な薫り。分かりにくい(笑)

 

なんとも好きな薫りになったのが、これまた奇跡!

 

不思議とそれぞれの個性が出た薫りになるのが面白い!女性らしい方はコケテッシュでいて優しい雰囲気にピッタリ。

 

癒し系の方は、なんともリラックスできる清廉な薫りに〜。

 

なんと、最後の一番難関は紐を結ぶトコロ!

手がつる〜頭こんがらがる!

 

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なんとか完成しました!

 

お、可愛い❤️❤️

 

クローゼット、鞄、どこに入れようかしら?

レシピも書きながら調香したので、気に入ったらお店で再現してくれます!

 

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店内では、お香の薫りを試すこともできます。

自分へのクリスマスプレゼントととして、好みのお香が入った6種類を楽しめるセットを購入。

 

お部屋も薫りで浄化しちゃいましょう!

 

ランチの後は、近くにある『一保堂東京丸の内店』へ!

東京丸の内店 | 一保堂茶舗

 

ここはデパートでは入手できないお茶も充実してますね。

 

喫茶嘉木は並んでいたけど待ちましたよ〜。

 

お待ちかねはクリスマス特別メニュー。

京都店限定の「北野の昔」と京都「聚洸」さんの特別和菓子。

 

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薄茶にシュトーレンをイメージした、かるかんのお菓子にしました。

 

お菓子はドライフルーツの甘みと生地の柔からさが合わさって懐かしい味がしました。

母の蒸しパンを思い出すと言ったら怒られるか(笑)

 

お抹茶は苦味が全く無い甘いお味、飲んだ後はスッキリ。

 

あ〜、幸せ〜

 

美味しいものは少しで最大の幸福感を与えてくれることに感謝〜。

この日を一緒に楽しんでくれた友人にも感謝〜( ´ ▽ ` )

 

デトックススペシャルデーでした!

 

本日の着物。

 

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黒に花柄唐草模様はチロリアンテープみたいなので、個人的にはチロリアン柄と呼んでる。

8年前に誂えた着物始め間もないころの着物、高価なものでもないけれど、実は一番のお気に入り(о´∀`о)

顔映りがよくて、柄柄小紋好きとしてはツボなのです。

そして、当時習っていた和裁教室の先生がお仕立てしてくれたのでとても着やすいのです〜。

 

ヘビロテしすぎて、八掛が裂け始めているので最近は寝かせてます。直さなくてはなのよね…

 

帯はまたもや更紗帯だけど、クリスマスを、意識してグリーンの帯締めにしてみました。

 

茶道12月8日の稽古 納会

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

やっと冬らしい寒さになってきたかな。

HSPには辛い季節です。というより、HSPは殊更に辛く感じてしまうなんてこと意識してなかった(笑)

 

以前、竣工が昭和39年という鉄筋コンクリートの建物に住まいしていたのが、冬が異常に寒い。

冬中は寒さのために思考停止に陥り、ガスストーブの前に座るほか無くて陣取っていたのだが、思えば同居人は平気そうだったな。

それ以来、部屋選びは慎重になった。

最近、ウサギを飼っている方のブログを見ていると、ウサギもヒーターの前から動かないようで。

こちとらそんなに愛らしくはないが、仲間ではないか親近感が湧く(笑)

 

さて、昨日は早めの納会だった。

 

表千家の納会についてお話しよう。

 

掛物は『無事』という文字が掛けられる。

今年一年大事無く年を越すことができたことを慶ぶ意味を込める。

 

そして、簡単な茶事の形式でお稽古は進む。

 

炭点前をしてから、懐石よりもさらに軽い食事として『埋み豆腐』と『鰯の焼き物』をいただく。

 

お茶の世界の『埋み豆腐』というのは、お椀の中に温めた大きめの豆腐、その上にご飯、そこに白味噌仕立ての味噌汁をかけたもの。たまに和がらしのピリッと感がアクセント。

 

猫まんまじゃん!って敬遠する方もいるかも〜。

 

でも、めっちゃ旨い!

 

灰の中の埋み火をご飯で埋めた豆腐に例えたとか。

師走の忙しい時期にサラッといただく即席ご飯と考えたら良いのかも?

 

鰯の丸焼きは頭から全部いただく。

 

鰯は節分に厄除けとして頭を玄関に挿す風習がある。焼いた煙も臭いが魔を払うという。

鰯はゆずり葉の上に置かれる。

この植物は春に若葉が出てから葉を落とすため、家を繋ぐ意味で縁起が良いとされるし、冬の時期も青々とした葉が入手できるという意味もあったのだろうな。

 

納会の主菓子は汁粉(関西では善哉)という所もあるようだが、特に決まってないのではと思う。

今年は黒豆大福。

美味しく頬張った。

 

ちょうどその頃には釜から松風が囁きはじめる。

 

私が濃茶を点てる時は湯気が立ち、良く煮えており茶の豊な香りが広がった。

 

薄茶はしつらいを変えて、流し点でいただく。

薬缶を水指代わりに、茶器は碁石を入れる碁器を象ったもの。忙しい師走の時期に勝手道具で慌てて間に合わせましたというお点前。

 

年末が来たなぁ〜とここで実感する。

 

 

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お稽古に着て行った着物。先週と同じ結城紬に更紗の帯。

 

ちょっと帯の締め具合緩いね。

 

この帯は古い更勝の着尺であった反物を三等分して帯に仕立てたもの。多色使いの染めのため、色んな着物に合う万能で優れもの。

帯揚げと帯締めターコイズブルーにして、八掛と呼応させてみた。帯締めは不思議な素材で締めにくかった〜。

 

渋い紬も明るくリズム感が出るようなイメージでコーディネート。

 

翌日は着物を替えてみたのでご期待を(о´∀`о)

 

茶道 12月2日の稽古と着物

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

早いものでもう師走。なんだか気がついたら予定が詰まっていて走るように1ヶ月過ぎ去りそう。

 

今日は炭点前の稽古を付けていただいた。

炉開きに引き続き、瓢(ふくべ)の炭取りを使う点前となった。炭の組み方がいつもと違うので、たまにやるものは毎回戸惑う^_^

 

炉開きには「三部(さんべ)」を揃えるということだが、それは「織部」「伊部」「瓢」にちなんだもの。まあ、駄洒落ですな。

 

おりべ、織部織部焼の香合

いんべ、伊部は備前焼の花入

ふくべ、瓢はひょうたんの炭斗

が一般的だと言う。

 

しかし、織部焼は元禄頃から一般的な用語になったらしいので利休の頃からあったものではなかろうなとか思う。

 

駄洒落とか見立て(別の用途のものを茶道具として使う)とか茶道では随所にあって、堅苦しそうでいてそうでもないのが面白いところ。

 

着物は肌寒くなってきたので、暖かい紺色の結城紬にくすんだピンク色の渡文の帯を合わせてみた。

年末の忙しない時季には動きやすい紬の着物を着たい気分になる。

 

どちらもホッコリ系のともするとモッサリかつ老いて見えるテイストのアイテム。

こんな取り合わせの時は、帯揚げと帯締めを明るい綺麗な色にしてみるとスッキリ若々しさが出る。

帯に含まれる、紫とオレンジを合わせてみた。

 

 

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この結城紬は、本結城紬でリサイクルショップで破格で手に入れた。サイズが小さいこと、かなり着たため襟や八掛(裏地)が汚れていたことなどが破格な理由。売りに出した方も着てもらえる人が居たらという気持ちであったと店員さんが仰っていた。

 

しかし、結城紬は始めは硬い生地なのでたくさん着込んだため柔らかくなっている。

着物を解き洗いをしてもらい、裏地はターコイズブルーに替えて、襟を裏返して仕立て直したら、マイサイズ真っ新になった!

柄も幾何学模様でモダンな感じもあって古さは全く感じない。何十年も前のものなのに、それがまた不思議なのだ。

 

薄い紺色の亀甲模様は藍で手染めだとリサイクルショップの方から教えてもらった。色が不均一なのが手仕事の証だそう。今は化学染料なので均一になっていて比べたら成る程と思った。

 

80亀甲なのも、昭和の時代に廃れて今は作っていないタイプだと分かる。

 

ちなみに、これが本結城紬でなくとも、自分で手を加えたため愛おしさは変わらないのだけれど。

 

これは着物でしか出来ないのではないかなぁ。

日本人の絹を大切に着る知恵。

 

新品を購入するのも心トキメクが手入れして自分の着物になるのも愛着を感じる。

私は親や親戚から譲り受けるものがないが、そういった着物がある方は、是非繋いで欲しい気持ちになる。

 

茶道では、基本は柔らかものを着るが表千家の場合は例外として結城紬は許容されるそうだ。

紬の中でも別格に数えられているのだろうか。

 

無地の結城紬に紋を入れて仕立てる場合もあるそうだ。

 

白襟と白足袋でシャッキリと、柔らかい結城紬でのお点前はとても心も暖かくなるひとときだった。

きものは着てこその美

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

着物好きは様々いて、大きく3つに分かれる。と、思う。

 

  1. それぞれツボが違うが、好みのジャンルを制覇したいコレクタータイプ。
  2. 着物を買う行為が好きなショッピングタイプ。
  3. ファッションとしてただ着たいタイプ。

 

さらに上記の複合型もあり(笑)

 

私は3の要素が一番大きくて、私にとっての着物は『着るもの』。

むしろ、着倒すくらいにお気に入りにラインナップする着物と出会えたら多幸感が半端ない。

 

逆に着るシーンがなかなか現れない着物は買ってしまったことの落胆と後悔の念が強い・・・。

 

着物は沢山着て裾が傷んだら、ほどいて仕立て直すことができる。

若かった時の着物の色が年齢にそぐわなくなったら染め替えもできる。

 

私は以前に所有者が着倒した本結城を、リサイクルショップにて破格のお値段で手に入れ、仕立て直した。

綺麗に洗われた表地、紺地にターコイズブルーの八掛(裏地のこと)。

素敵に生まれ変わった着物は新品同様に見えるけれど、なんとまあ肌馴染みの良い柔らかさ!

 

お気に入りの1枚で、着やすいので旅行にまで連れていった。

 

さらに最近は、年上の友人が若かりし頃に着ていた30年以上前の小紋の着物を譲り受けて、こちらも仕立て直した。

生地は全く傷んでないし、むしろしっかりしてるくらいでお気に入りで着ている。

 

着物は昨今のファストファッションとは真逆の長く着る知恵が詰まっている衣装だなと感心してしまう。

(ファストファッションについて私もお世話になってるので否定はしない)

 

しかし、2と3パターンの方に有りがちな・・・買ったものの箪笥に眠らせていて着ないまま・・・ということになっている着物もたくさんあるようで。

でも、それぞれの幸せで購入しているのでそれに対して決して非難はしません。

 

お陰で、私などが手に入れられる高級品も出てくる訳で・・・ゴホン。

 

でも、なかには着たいけど、着付けとかメンテナンスとか、買ったものの色んなハードルを感じて躊躇している方々がいることは推測するのだけれど・・・。

着付けもお免状など要らないから、単発でお手頃価格で教えてくれる場所はあるし、メンテナンスも思ったほど大変ではありませんよ。購入したお店で教えてくれると思う。

 

箪笥に眠っている1枚があったら是非着てほしいなぁ~。

 

着てみると、意外と通りすがりの人に誉められたり、レストランで待遇良かったり、ホッコリする出来事に出会えますよ。

 

やはり、着てこそ美しさが発揮されるのが着物。

 

さて、来週はお茶会。何を着ようか今からワクワクしております。

 

 

www.madobekissa.com

 

11月15日はきものの日

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

おサボりが過ぎました(笑)

ちょっと燃料切れて日々が過ぎておりました。

 

本日、11月15日は『きものの日』だそう。

正直なところ私もよく知らないので調べてみた。

"11月15日はきものの日"の提唱
全日本きもの振興会は、昭和41年に本会が結成されて以来11月15日を"きものの日"に制定し、提唱してまいりました。
きものの日を制定することになったいきさつは、昭和39年の東京オリンピックに、東京を訪れた世界各国の人々から「日本の民族衣裳は"きもの"だと思っていたが、きもの姿をほとんど見かけないのは何故か」との声を受けて、本会のシンボルとなる日を制定すべく、11月15日を"きものの日"と制定し、以来、きものの普及と振興を図ってまいりました。
特に"きものの日"を中心に、その前後は「七五三詣り」など、きものに因んだ企画や行事が、毎年全国各地で盛大に展開されてきています。
本会としては、今後とも引き続き、"11月15日はきものの日"を広く提唱し、日本の伝統衣裳としてのきものが、大勢の人々に親しまれ普及発展することを念願しています。

 

ふむ。全日本きもの振興会というところが制定した日でなのね。

きもの業界は密やかに?大々的に?アピールしてる、のかな。

 

しかし、前回の東京オリンピックの時点できもの姿をほとんど見ないようになってしまっていたのは衝撃というか寂しいというか・・・

 

きもの業界の衰退が叫ばれる昨今だけど、太平洋戦争後の混乱期、欧米化が進んだことや着物にお金をかける余裕も無かったためか、『ケのきもの』はすっかり衰退し、業界も儲かる『晴れのきもの』だけにシフトチェンジしてしまったのだろう。

 

しかし、善い兆しとして見たいけれど、昨今は木綿や麻の『ケのきもの』が見直されて、一部の若者が興味を示している。

高価なきものは手が届かないけれど、数万円で手に入る木綿や麻のきものは、若者向けに明るいポップな色合いも増えて楽しい世界になりつつある。

 

また、昭和の時代に流行った、レトロなリサイクル着物もお手軽価格で手に入る。

 

きものは高価で着るのもメンテナンスも面倒臭いという中高年のオバサマの言い分も露知らず、きもの警察もなんのその、好きなファッションのひとつとしてカラフルな着物で動き回る女子がもっと増えるといいなぁ~。

 

考えただけでワクワクしちゃうね。

 

きものは民族衣装であるけれど、色々あるファッションのひとつと思っている私の想いです。

何故着物が好きなのか

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

完全に体調を崩していました。ライブから電池が切れたのかヘロヘロしております。おまけに風邪を引いてドロドロ。

 

なかなか治らないのは歳のせいにしたくないけど・・・

 

今日は山総の誕生日だ!おまけに満月だ!めでたいぜ!

いぇーい!

 

テンションあげて行きましょう!

 

 

着物が好きで着ていることが多いので、専ら不思議そうな目で見られるのだけれど、何故こうも好きなのかとなれ初めを思い出してみた。

 

思い返せば、幼稚園生くらいから雛人形のチラシを毎年確認するのが好きな子供で、色合わせのトレンドを具に観察していた記憶がある。見ているだけで、衣装の素敵さにワクワクしたり、人形の表情とか木目込人形は愛らしいし飽きないものだった。

雛人形は宮廷衣装で、現代に着られているものとは少し様式が違う。だけれど美しさに目を奪われていたのが一番始めのように思う。

 

大河ドラマとか時代劇も好き。素敵だなぁと観ていた。

 

高校時代から大学生時代は歌舞伎にはまり、お小遣いを貯めては通っていた。もちろん着物も美しくて『本物』にはうっとりしたのだった。

 

実際袖を通したのは七五三、七歳の時に従姉妹のお下がりで紫色の着物を着たのを覚えている。当時、小学生で虱が流行っていて髪の毛を伸ばせず、ショートカットなのが自分としてはダサすぎて無念の思いをしたのだった(笑)

 

次は成人式。

朱色の振り袖を近所の母親御用達美容室で着せて貰ったが、何となくイマイチ。

髪型は何故か七五三の子供のようにされて、口紅はシャネルの小豆色でクサイヤツ(笑)

結構絶望的な気分だった。

 

グチグチとした思い出だが、今さら考えればこう言った行事は両親が子供にお金をかけてしてあげたいことだから、正直本人の意向なんてどうでも良いのだ。

でも、何故か私には着物姿に対する理想みたいなものが既に出来上がっていたみたいなのがちょっと不思議なものだ。

 

 

洋服に興味がなかったわけでもない。

 

『non・no』を買って、可愛い洋服を夢見て研究した時期もあったし、ファストファッションもなかった時代は背伸びして、高価な洋服を買っていた。

 

でも、自分おしゃれだなぁーって思ったことは一度もない。

 

回りの女子大生はキラキラと髪型から足の先まで隙のないファッションに身を包んで眩しかった。

 

女は服よ!

 

と、突如としていい放った同級生にはビックリしたが、彼女はいつもお洒落だった。

 

150センチ小柄なのに顔は小さくもなく彫りも深くない『平たい顔属』だし、手足も細くもなく長くもなく、そして寸胴体型、誰が見てもメイドインジャパン以外考えられない姿形。

自分は何を着ても田舎臭さが抜けないなぁ~なんて自己否定感たっぷりだった。

 

さらに恐ろしいことに洋服は毎年流行があって、それなのに着せ替え人形のようにとっかえひっかえ洋服が替わる毎日お洒落な女子大生には舌を巻くばかりだった。

僅か20年にも満たない人生であんなにも女子力を磨けることと、流行に乗れる技があることに彼女たちと自分とは格差がありすぎて絶望すら感じたのだった。

 

そして、洋服にひとつの見切りをつけた事件。

 

社会人になってから観た映画『プラダを着た悪魔

 

ジャーナリストを目指すひとりの冴えない女の子がキャリアウーマンの道をみつけて行くシンデレラストーリーで、今でも大好きな物語。

 

 

このシーンに私は衝撃を受けた。

 

雑誌に載せるコーディネートの会議。

似たような2本のベルトをあーでもない、こーでもないと悩む編集長やスタッフの姿。それを端で見て「こんなものに」と失笑した主人公のアン・ハサウェイ演じる新人アシスタント。

彼女に向かって鬼編集長のメリル・ストリープが放ったセリフ。

 

家のクローゼットから、その冴えない”ブルーのセーター”を選んだ。

”私は着るものなんか氣にしない。マジメな人間”ということね。

 

でも、その色はブルーじゃない。ターコイズでもラピスでもないセルリアンよ。

 

知らないでしょうけど、2002年にオスカー・デ・ラ・レンタがその色のソワレを、サン・ローランがミリタリージャケットを発表。

 

セルリアンは8つのコレクションに登場、たちまちブームになり、

全米のデパートや安いカジュアル服の店でも販売され、

あなたがセールで購入した。そのブルーは巨大市場と無数の労働の象徴よ。

 

でも、とても皮肉ね。

ファッションと無関係と思ったセーターは、

そもそもここにいる私たちが選んだのよ。

 

”こんなの”の山からね。

 

 

な、なんと私が頭を悩ませて着る洋服たちは、異世界のコレクションで遥か数年前に誰かに評価された色やデザイン・・・そして私が着る量産品は最先端でもなんでもなくて、最終到達地点の工業製品なんだ・・・

どんなに素敵でも、どんなにダサくでも。

何に私は追われていたんだ。すべてが馬鹿馬鹿しくないだろうか。

 

開けた口が塞がらなかった(笑)

 

それからの好みは、シンプルやナチュラルなあまり流行の幅がちいさそうな路線変更したのだった。

しかし、難点としては清潔感もあるし可愛らしさもあるけれど、女性らしさや美しさにとは少し隔絶される装いかも知れない。

 

そこで再び私の眼前に現れたのが着物だった。

 

ある日、美容師である友人が着付けを習ったので教えてくれるという。今考えれば驚きなのだが無料で2回ほど教えてくれた。

長襦袢と長着を着ることは大体マスター。半幅帯をなんと結べて外出はできる程度に出来た。

  

お太鼓に帯を結ぶことは、和裁教室で知り合った友人に『前結び』を習いマスター。これもご厚意で教えてもらえた。

 

二人とも大恩人だ。

 

そして、着物は自分で着付けると本当に着やすいし、何より自分が何十倍も素敵に見えたのだった!

 

純国産型の私にとって、寸胴であることや平らな顔が着物にしっくりくる。

足が短かろうが着物はものともしないのだ。

 

さらに、着物は洋服ほどの流行の変動が激しくないから、友人から譲り請けた30年前の着物や帯も古びた感じが一切ない。色がちょっと派手でも、小物の取り合わせ次第で表情も変わる!

着物雑誌だって、10年くらい前では全くジェネレーションギャップを感じることはない。

 

流行に追われて齷齪することもなく、自分の好みで自由に楽しめることが魅力だった。

 

そして、着物は高いと言われるけれど、年老いても着ることができそうな色柄ならば本当に一生ものと考えるとどうだろう。

 

私も求めていた『着るもの』として一番しっくりくる!

 

元々絵を描くことや色や柄、生地に関して興味があり大好きなので、少しのルールを除けば束縛の少なく、絵を描くように色を自由自在にコーディネートできる着物は私にとってパラダイスだった。

 

ちょっと、着物を見る目が変わりませんか?

茶道を習うのに『着物を着ること』のハードルは高いのか

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

茶道を始めるにあたって『着物』というハードルについて考えてみた。

 

私の場合は着物を着る機会が欲しかった!

 

そのため、「着るのってメンドクサイでしょう~」「大変でしょう~」という意見には共感できないであります。悪しからず。

 

しかし、10年ほど気が狂ったように着物に嵌って調べつくしたキャリア(?)があるので(現在もケイゾク中)その点はご参考になると自負しているわけで・・・

 

あ、もう一つお断りが・・・

女性目線で記事になりますので、男性には参考にならない部分もあります。

 

お稽古には着物を着ていかなくちゃいけないの?

イマドキ、それを強要する稽古場はないと思う。

表千家では上級者の宗匠稽古に行くときは、季節のルールに従った着物を着ていくのだそう。初心者に対してほぼないと思うし、仮にそういう稽古場であれば止めたほうがいいと思う。それ以外の諸々が堅そう・・・

洋服の場合は、白足袋の替りに「白いソックス」を持参しましょう。

 

私の場合は、着物を着て稽古をつけてもらう。

着物を着たいって欲望があるのと、何より着物をきた状態での点前を身に着けたいという考えがあるから。

逆にたまに洋服で行くと、襟とか袂に収納できないため、ボタボタ懐紙とか袱紗を落とす羽目になって情けないことになってしまう(涙)

 

そういう時はこんなアイテムもありますよん。

 

でも、茶会には着物をきていくんでしょう?

洋服の方も最近は多くなっていますよ。

正装ってことで、上はエリ付きのシャツ、下は膝下丈のスカートがいいそうです。(誰が決めたんだかは知りませぬ)ここでも白いソックスは必須となります。

 

着物の場合は、大寄せの茶会では小紋や色無地、江戸小紋の「やわらかもの」と呼ばれる、洋装で言うところの正装からお出かけ着くらいの格で着物を着る。紬は、カジュア

ル着の格になるので、高価なものでも着ていけない。

招く側は色無地から附下訪問着、訪問着等の正装をする場合が多い。

 

私は洋服を大して持っていないという問題があるので、着物のほうがどのレベルを着たらいいのかわかりやすくて楽ちん。

 

じゃあ、洋服で全然問題ないの?

全く持っていなければ、先生にお断りを入れれば問題ないと思うけれど・・・

お正月の『初釜』は一大晴れのイベントなので着物を着て畏まって行くのが通例かな。

この時は、色無地から附下訪問着、訪問着等の正装が好ましい。流派によっても違うので、先生や先輩に伺うのが一番いいけれど。

 

高いんでしょ・・・。

はい。お安くはないです。残念ながら。新品の正絹を求めるのであれば、ファストファッションレベルに安いものはありません。

 

でも、逃げ道はあるものです。

 

 その1.母や親せきを頼る

母親や親せきがお茶をやっていたとか、着物が箪笥に眠っている家庭も少なくないようで、問合せてみるのが一番だと思う。

サイズさえ合えば一式揃っているし、サイズが合わなくとも小物や下着類が手に入る場合がある。

私は母も親せきもお茶には縁遠い家庭だったので、ウール着物はあったものの普段着着物なので不向き。でも。成人式に使った下着類のみは入手できたのは収穫。

 

その2.リサイクルショップで探してみる

最近のリサイクルショップは現代人の体型にあったものが増えてきたので、10年前とは違って手に入れやすい。

行く場合は、着物に詳しい茶道の先輩に同伴してもらうことをお勧めする。

なぜなら、リサイクルショップ店員の言葉などあてにならないから。流派によって着物の好みも若干違ってくるし、茶道に触れたことがない店員は大抵適当なことを言うものだ。お金をかけて、トンデモコーディネートを揃えてしまっては勿体ない。

 

なかにはしっかりしたお店もある。なかでも茶道の着物探しにおススメは『川越の右左(uza)』さん。

こちらの店主は着物や茶道の知識も豊富でお話しは勉強になるし、センスのいい取り合わせで質のいい着物が揃えられている。

お手頃価格の色無地も多いので、足を延ばせる方は是非相談してみてほしい。

 

www.kimonouza.com

 

その3.ネットショップを利用してみる

体型が標準体型であれば、ネットショップでプレタの着物を探してみるといいだろう。プレタとはプレタポルテのことで、洋服と同じく既製品を指す。

着物は基本的には反物を選び、マイサイズに仕立ててもらうオートクチュール

最近は、浴衣の人気と共に、プレタの着物も増えている。しかし、私のような身長150センチ小型人間には利用しにくいという難点もある。

また、インターネットは画像の色味も保証できないし、その場で試着できないのでサイズ感がわからない。初心者には難しいかもしれない。

そして用意するものも着物と帯だけではないので、一番手軽そうで初心者には面倒。

 

私の経験で言うなら、着物について雑誌情報だけで何も知らず相談する人もいない時に、ネットならお手頃と買ったものは全部失敗だった・・・爆

 

あえて、購入するならばモノトーン(黒やネイビー、グレー)のもので色無地や江戸小紋であれば失敗は少ないかも。

サイズは書かれているものをよく見ましょう。身丈が自分の身長に近いもので、裄丈が首の付け根背中の真ん中から手首の関節までの長さと覚えておくと、失敗しにくい。

ただ、やせすぎやふくよか体型は羽織ってみないとなんとも言えません。

 

きもの都粋さんは比較的リーズナブルでいいものを揃えているように思う。↓はポリエステルだが、東レの素材のため一見絹に見えるし、自宅で洗えて初心者にはありがたい。

実店舗にも同じ商品が置いてある場合もあるので、気になったら足を延ばしてみることもできそう。(事前にあるか電話で聞いたほうがいいよ)

toiki.jp

 

ショッピングモールなどで見かける「やまと」さんのオンラインショップもお手頃だし、ものによってはメチャクチャお得だったりする。

店舗では売っていないしお取り寄せできないそうなので、別のお店と考えて利用したほうがいいかも。

www.kimono-asobi.net

 

何より自分で着れません!

 

初釜だけ、茶会だけに留めるのであれば、着付けを頼む!

着物っていいなあ・・・気軽に着たいなあという心が芽生えたら着付けを習ってはどうだろう。

あんまり構えないことが一番だよね

 

近所に着付けができるサロン紹介サイトもあるよ。

kitsuke-navi.com

 

 結論、ハードルが高いと思えば高いが逃げ道はいくらでもある。

 

私の願望としては茶道を入口にして、着物イイナと思う人が増えたら嬉しいな。

 

 

 

www.madobekissa.com

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