窓辺の喫茶

表千家茶道、茶人を目指す。アート、音楽好き。HSS型HPSのため臆病なくせに好奇心旺盛。日常に思ったことの徒然を書く。

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茶道を習うのに『着物を着ること』のハードルは高いのか

茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。

 

茶道を始めるにあたって『着物』というハードルについて考えてみた。

 

私の場合は着物を着る機会が欲しかった!

 

そのため、「着るのってメンドクサイでしょう~」「大変でしょう~」という意見には共感できないであります。悪しからず。

 

しかし、10年ほど気が狂ったように着物に嵌って調べつくしたキャリア(?)があるので(現在もケイゾク中)その点はご参考になると自負しているわけで・・・

 

あ、もう一つお断りが・・・

女性目線で記事になりますので、男性には参考にならない部分もあります。

 

お稽古には着物を着ていかなくちゃいけないの?

イマドキ、それを強要する稽古場はないと思う。

表千家では上級者の宗匠稽古に行くときは、季節のルールに従った着物を着ていくのだそう。初心者に対してほぼないと思うし、仮にそういう稽古場であれば止めたほうがいいと思う。それ以外の諸々が堅そう・・・

洋服の場合は、白足袋の替りに「白いソックス」を持参しましょう。

 

私の場合は、着物を着て稽古をつけてもらう。

着物を着たいって欲望があるのと、何より着物をきた状態での点前を身に着けたいという考えがあるから。

逆にたまに洋服で行くと、襟とか袂に収納できないため、ボタボタ懐紙とか袱紗を落とす羽目になって情けないことになってしまう(涙)

 

そういう時はこんなアイテムもありますよん。

 

でも、茶会には着物をきていくんでしょう?

洋服の方も最近は多くなっていますよ。

正装ってことで、上はエリ付きのシャツ、下は膝下丈のスカートがいいそうです。(誰が決めたんだかは知りませぬ)ここでも白いソックスは必須となります。

 

着物の場合は、大寄せの茶会では小紋や色無地、江戸小紋の「やわらかもの」と呼ばれる、洋装で言うところの正装からお出かけ着くらいの格で着物を着る。紬は、カジュア

ル着の格になるので、高価なものでも着ていけない。

招く側は色無地から附下訪問着、訪問着等の正装をする場合が多い。

 

私は洋服を大して持っていないという問題があるので、着物のほうがどのレベルを着たらいいのかわかりやすくて楽ちん。

 

じゃあ、洋服で全然問題ないの?

全く持っていなければ、先生にお断りを入れれば問題ないと思うけれど・・・

お正月の『初釜』は一大晴れのイベントなので着物を着て畏まって行くのが通例かな。

この時は、色無地から附下訪問着、訪問着等の正装が好ましい。流派によっても違うので、先生や先輩に伺うのが一番いいけれど。

 

高いんでしょ・・・。

はい。お安くはないです。残念ながら。新品の正絹を求めるのであれば、ファストファッションレベルに安いものはありません。

 

でも、逃げ道はあるものです。

 

 その1.母や親せきを頼る

母親や親せきがお茶をやっていたとか、着物が箪笥に眠っている家庭も少なくないようで、問合せてみるのが一番だと思う。

サイズさえ合えば一式揃っているし、サイズが合わなくとも小物や下着類が手に入る場合がある。

私は母も親せきもお茶には縁遠い家庭だったので、ウール着物はあったものの普段着着物なので不向き。でも。成人式に使った下着類のみは入手できたのは収穫。

 

その2.リサイクルショップで探してみる

最近のリサイクルショップは現代人の体型にあったものが増えてきたので、10年前とは違って手に入れやすい。

行く場合は、着物に詳しい茶道の先輩に同伴してもらうことをお勧めする。

なぜなら、リサイクルショップ店員の言葉などあてにならないから。流派によって着物の好みも若干違ってくるし、茶道に触れたことがない店員は大抵適当なことを言うものだ。お金をかけて、トンデモコーディネートを揃えてしまっては勿体ない。

 

なかにはしっかりしたお店もある。なかでも茶道の着物探しにおススメは『川越の右左(uza)』さん。

こちらの店主は着物や茶道の知識も豊富でお話しは勉強になるし、センスのいい取り合わせで質のいい着物が揃えられている。

お手頃価格の色無地も多いので、足を延ばせる方は是非相談してみてほしい。

 

www.kimonouza.com

 

その3.ネットショップを利用してみる

体型が標準体型であれば、ネットショップでプレタの着物を探してみるといいだろう。プレタとはプレタポルテのことで、洋服と同じく既製品を指す。

着物は基本的には反物を選び、マイサイズに仕立ててもらうオートクチュール

最近は、浴衣の人気と共に、プレタの着物も増えている。しかし、私のような身長150センチ小型人間には利用しにくいという難点もある。

また、インターネットは画像の色味も保証できないし、その場で試着できないのでサイズ感がわからない。初心者には難しいかもしれない。

そして用意するものも着物と帯だけではないので、一番手軽そうで初心者には面倒。

 

私の経験で言うなら、着物について雑誌情報だけで何も知らず相談する人もいない時に、ネットならお手頃と買ったものは全部失敗だった・・・爆

 

あえて、購入するならばモノトーン(黒やネイビー、グレー)のもので色無地や江戸小紋であれば失敗は少ないかも。

サイズは書かれているものをよく見ましょう。身丈が自分の身長に近いもので、裄丈が首の付け根背中の真ん中から手首の関節までの長さと覚えておくと、失敗しにくい。

ただ、やせすぎやふくよか体型は羽織ってみないとなんとも言えません。

 

きもの都粋さんは比較的リーズナブルでいいものを揃えているように思う。↓はポリエステルだが、東レの素材のため一見絹に見えるし、自宅で洗えて初心者にはありがたい。

実店舗にも同じ商品が置いてある場合もあるので、気になったら足を延ばしてみることもできそう。(事前にあるか電話で聞いたほうがいいよ)

toiki.jp

 

ショッピングモールなどで見かける「やまと」さんのオンラインショップもお手頃だし、ものによってはメチャクチャお得だったりする。

店舗では売っていないしお取り寄せできないそうなので、別のお店と考えて利用したほうがいいかも。

www.kimono-asobi.net

 

何より自分で着れません!

 

初釜だけ、茶会だけに留めるのであれば、着付けを頼む!

着物っていいなあ・・・気軽に着たいなあという心が芽生えたら着付けを習ってはどうだろう。

あんまり構えないことが一番だよね

 

近所に着付けができるサロン紹介サイトもあるよ。

kitsuke-navi.com

 

 結論、ハードルが高いと思えば高いが逃げ道はいくらでもある。

 

私の願望としては茶道を入口にして、着物イイナと思う人が増えたら嬉しいな。

 

 

 

www.madobekissa.com

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