冬至のご褒美
茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。
本日は冬至。一番太陽のお目見えが少ない1日。
明日からは日が伸びていくので、その前の総決算でデトックス期間という話もあるのですね。
私も例に漏れず、イライラやら溜まったココロの澱やらダダ漏れの1週間でありました(笑)
そんな冬至に参加したのは、日本現存最古のお香店である『薫玉堂』さんでの香袋作り。
丸の内はんにゃ会さんが呼びかけてくれたイベントです。
創業文禄3年(1594年)、豊臣政権の頃。本願寺出入りの薬種商として始まったそう。
今回は東京駅丸の内口のKITTE内の東京店を訪れた。
お香の並ぶ薫り高い店内。一方踏み入れただけで癒される〜。
店員さんの説明でお香を自分の好みに調合します。
まずは香袋を選びます。正絹の華やかな織から、麻のナチュラルな生地まで、それぞれの好みが分かりますね〜。
次はベースとなるお香。白檀か薫り香を選びます。白檀は落ち着いた香木の優しい香り、薫り香は女性らしい華やかな香り。
私は白檀を選びました。白檀はお茶の炭点前でもお馴染みの親しみのあるお香なので落ち着くなかも。もちろんミックスもOK。
そしてブレンドする香りは、ラベンダーやローズなど8種類。
混ぜるとどうなるのか想像ができない〜
ローズ、月桂樹、クローブにスターアニスを少し調香してみました。
イメージはオリエンタル耽美的な薫り。分かりにくい(笑)
なんとも好きな薫りになったのが、これまた奇跡!
不思議とそれぞれの個性が出た薫りになるのが面白い!女性らしい方はコケテッシュでいて優しい雰囲気にピッタリ。
癒し系の方は、なんともリラックスできる清廉な薫りに〜。
なんと、最後の一番難関は紐を結ぶトコロ!
手がつる〜頭こんがらがる!
なんとか完成しました!
お、可愛い❤️❤️
クローゼット、鞄、どこに入れようかしら?
レシピも書きながら調香したので、気に入ったらお店で再現してくれます!
店内では、お香の薫りを試すこともできます。
自分へのクリスマスプレゼントととして、好みのお香が入った6種類を楽しめるセットを購入。
お部屋も薫りで浄化しちゃいましょう!
ランチの後は、近くにある『一保堂東京丸の内店』へ!
ここはデパートでは入手できないお茶も充実してますね。
喫茶嘉木は並んでいたけど待ちましたよ〜。
お待ちかねはクリスマス特別メニュー。
京都店限定の「北野の昔」と京都「聚洸」さんの特別和菓子。
薄茶にシュトーレンをイメージした、かるかんのお菓子にしました。
お菓子はドライフルーツの甘みと生地の柔からさが合わさって懐かしい味がしました。
母の蒸しパンを思い出すと言ったら怒られるか(笑)
お抹茶は苦味が全く無い甘いお味、飲んだ後はスッキリ。
あ〜、幸せ〜
美味しいものは少しで最大の幸福感を与えてくれることに感謝〜。
この日を一緒に楽しんでくれた友人にも感謝〜( ´ ▽ ` )
本日の着物。
黒に花柄唐草模様はチロリアンテープみたいなので、個人的にはチロリアン柄と呼んでる。
8年前に誂えた着物始め間もないころの着物、高価なものでもないけれど、実は一番のお気に入り(о´∀`о)
顔映りがよくて、柄柄小紋好きとしてはツボなのです。
そして、当時習っていた和裁教室の先生がお仕立てしてくれたのでとても着やすいのです〜。
ヘビロテしすぎて、八掛が裂け始めているので最近は寝かせてます。直さなくてはなのよね…
帯はまたもや更紗帯だけど、クリスマスを、意識してグリーンの帯締めにしてみました。