令和の始まりとモヤっとすること
実家のベッドはよく眠れます。
昼寝もして、久しぶりに睡眠が取れている窓辺喫茶亭主ミワコです。
記憶の整理みたいなおかしな夢ばかり見ています(笑)すぐに忘れちゃうけど。
令和に改元されて、即位の礼、象徴天皇制や天皇についての番組があるので興味深く見ています。
歴史が好きなので、男系で天皇が継承されていたことや男系についての基礎知識はあります。
即位の儀式で天皇の継承権がある成人皇族は秋篠宮さまと常陸宮さまだけなのを今更ながら愕然として見ていました。
私は男系で継承されることを続けるという意見に何も反論はありません。
ですが、調べてみると納得がいく続けなければいけない根拠は無さそう。これまで続いているからという状況が根拠のようです。
非常に気になることなので継続して調べてみようと思います。
なぜ男性が有史以来、特異な例を除いてこれまで継続して社会を統治してきたのかという、人類の根源的な謎とも共通するのかもしれません。
それはそれでも良いのですけれど…
何にせよ、日本は古来からどこの家でも血を絶やさないように親戚の繋がり、系統を保つためのリスク回避策を持っていました。
有名な例は徳川家宗家と御三家、御三卿の存在。側室をたくさん設けても世継ぎがいない場合もたくさんあったし、夭逝した将軍もいました。その場合は血族から優秀な後継者を選抜するのです。
茶道の表千家にしても男子の後継者がない場合は三千家と久田家から養子を入れるしくみを備えて存続しています。
皇室は戦後11の宮家が廃止されてしまい、ひとつのリスク回避の梯子を外されてしまいました。
もちろん、側室制度も現在は存在すべきものではないのでその梯子も最早ありません。
現状においては、今後悠仁さまにひとりに全ての重圧を傾けざるを得ないことになっています。
どういう形で今後皇室や男系での象徴天皇制を存続していくのか、代案は今のところ無いようです。
旧宮家の復活という話も現実的なのか分かりません。
令和という時代の始まり、新しい天皇陛下と皇后さまの誕生で喜ばしいことと思いつつも次の御代について大きな課題が残されているのですね。
私は日本の長い歴史文化を継承するためにも天皇制が続くことを望んでいます。
宮中で伝えている数々の文化は無くなってしまえば取り返しのつかない物事が計り知れないくらいあると思います。
一国民として何か出来ることがあるのかも分かりません。ただ、大事なものが消えてしまわないことと、最良の選択がされることを切に祈ります。