茶道 1月13日初釜
私も茶道やってみよう!の世界にお連れします。
茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。
茶道のお稽古に通っていて、もっとも楽しみとしていることのひとつは『初釜』ではないだろうか?
私は毎年、メッチャ楽しみ〜
まず、初釜とは「はつがま」と呼びます。
家元では、元旦に井戸から汲んだ若水を埋み火を起こした炉に釜をかけて湯を沸かし、家族に茶を振る舞うそうです。
三が日が終わり、それぞれの稽古場でも初めて釜をかけ、新年の祝いとして、懐石料理、濃茶、薄茶をいただく茶事が催されます。
それを初釜と言います。
表千家の家元では1月10日に初釜が催されました。
猶有斎家元 初の初釜始まる 表千家・不審菴 - 産経ニュース
今年は昨年2月に家元を襲名した猶有斎宗匠の取り仕切るはじめての初釜。5月には新しい天皇も即位されることになりますが、表千家も新しい風が吹いています( ^ω^ )
初釜のしつらえとして特徴的なのは、床間にぐるりと垂れ下がる『結び柳』という祝い花。
昨年と今年を結ぶ、縁を結ぶ、新しい季節を結ぶなど想いの込められたお正月だけの飾り。
掛け軸は『春入千林処々鶯』がかけられます。
本来は「春入千林処々花 秋沈万水家々月(葛藤集)」という詩。
(春は至る所に花が咲き乱れ、秋には水面に家々と月が映る。あまねく人々全て平等に与えられた世の美しさだ)
花を鶯にする事で、花の美しさにプラスして鶯の鳴き声の美しさも掛け合わされて、より立体的な春の歓びを表現してる!
と、私は読みます。
うーん、年の初めのよろこびは全ての人々に与えられるものという表現、素敵ですね〜。
お道具も干支にちなんだもの、松竹梅や鶴亀など吉祥模様、華やかなしつらえで初春を前身で感じるしつらえ。
出席者も着物で揃い、訪問着や色無地など正装で亭主に歓びを表現します。
私は、扇に鶴や松など吉祥模様の散りばめられた袋帯に短冊模様の付け下げという出で立ち。
毎年、一番のおめかしなので、コーディネート考えるのがとってもワクワク(*´∀`*)
さて、如何でしょうか?
懐石料理ではお酒も振舞われるんですよ〜(笑)
たくさんは飲まないけれど、美味しいご飯にお酒でご機嫌。
みんなとの会話も弾みます〜。
そして、クライマックス!
ご飯の後にいただくお濃茶は格別なり。
しっかり、食べた後の濃茶は口の中をスッキリもさせて、その濃さがちょうど良い。
しかし、集中しなくちゃいけない席なのに眠くなってしまう瞬間でもありつつ(笑)
瞼がくっつく…
そして、最後はリラックスしながら薄茶をいただきます。
薄茶は濃茶に比べるとカジュアルな立ち位置なのですよ。
ここまでは先生の年に一度のお点前だったけれど、弟子が先生にお茶を点てたりとアットホームな雰囲気。
あー、しあわせ。
大変な準備をしてくださった先生に感謝しながら、
今年もお稽古がんばろーって気持ちになりました。
楽しい茶道の世界を発信して行きたいと思います。
では、また〜