映画『日日是好日』 祝続映!祝アカデミー賞受賞!
茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。
元日に実家で新聞を開いたら『日日是好日』続映との記事があったので、静かに「やったあ!!」と歓喜。
そして、先ほどアカデミー賞受賞のニュース!
㊗️#日本アカデミー賞 優秀主演・助演女優賞受賞!
— 映画『日日是好日』 (@nichinichimovie) 2019年1月15日
先程発表されました第42回日本アカデミー賞にて、
優秀主演女優賞 #黒木華 さん
優秀助演女優賞 #樹木希林 さん
が受賞致しました🎉
樹木さんは会長特別賞も受賞!
最優秀賞発表の模様は3/1日本テレビにて放送されます。https://t.co/T2FN54ZLk2 pic.twitter.com/gaG3gu8iRj
樹木希林さんが亡くなったすぐ後の10月13日に封切られ、1ヶ月あまりでの観客動員88万人、興行収入10億円を突破作品!
大々的な宣伝をほぼしていないのにもかかわらず大ヒットした。(表千家も「応援」というささやかな協力でした)
私は封切り前から楽しみにしていたけれど、正直ここまでヒットするとは思わなかった。
何故なら茶道がテーマの映画だから、興味ある人少ないかなって。
何故ヒットしたのかを考えてみる。
一番は、9月15日に亡くなられた樹木希林さん効果だと思う。
テレビでもスクリーンでも彼女の居なくなった穴はとても大きい。
素敵な女優さんはたくさんおれど、希林さんのように自分に正直に格好つけずに生きている姿は、若輩者の私としては尊敬もあり、また親しみを持てる稀有な女性だ。
遺作ではないが、希林さんの姿を観たいという観客が押し掛けた。
そして、期待を超える自然な演技。みんなが観たい飄々としつつも、愛情ある希林さん演じる主人公の先生の姿がそこにあった。
ふたつ目は、原作のファン。
茶道を始めた折に、私も師から薦められた一冊だった。
森下典子さんも表千家ということで、仲間内では皆読んでいる本作。
茶道というと千利休などの歴史ものを思い浮かべるが、珍しく等身大の女性のストーリーに共感しながら稽古に励む人も少ないないだろう。
茶道を志ざす人に多く読まれている、密かなヒット作なのだった。
そして、最後は演技派女優で知られる黒木華さんの好演。
芯が無く自信がない少女が人生を一歩ずつ不器用に、いくつもの壁に突き当たりながら乗り越えて大人の女性へ成長する姿を丁寧に演じている。
茶道の稽古シーンも、初心者からコツをつかんでいく過程まで、細部まで演じられていたが、私は稽古を重ねる中で湧き上がる心の機微が美しく描かれているのが心打たれるポイントだった。
また、二十四節季を使った季節の表現、シーンに合わせた世武裕子さんの音楽がすべてのジーンを彩っていて、日本の美しさを豊かに表現していてにくい!
特に、感情の動きに敏感なHSPの人には超絶おすすめの映画です~。
まだまだ上映館ありますよ~!!!見逃すなかれ!!!
では、また!