茶道 1月26日稽古 濃茶点前
茶道やってみたい方のハードルを下げる!
窓辺亭主ミワコです。
スーパームーンからは脱却しました(笑)
フジファブリックのニューアルバムを聴いて毎日テンション上がりっぱなしの今日この頃です。
今回はお稽古のグッときた瞬間についてを書いてみようと思います。
今年の稽古始めは濃茶点前でした。三角の引き出しがお洒落な三木町棚に染付けの水指。
茶筅飾りとは、水指の上に茶筅を水指の前は茶碗の中に茶入れを仕組んで飾ってあるという室礼で行う点前です。
これを見せたい!という亭主のテーマがあっての室礼なのですが、この場合は茶碗を見せたいのかどうなのか。茶筅は消耗品ですからね〜
私は茶碗と水指を見せたいのかなぁ?なんて思います。
濃茶は飾り付けのバリエーションがあるのが面白い。今日のスターはこれぞという見せ場の誘導でもあるわけです。
素晴らしい道具を見せびらかす意味よりは本日のテーマを現すこと使うのですね。
濃茶はお茶を練ると表現します。
まさしく、たっぷりの抹茶をお湯注いでから練り上げます。
始めはダマダマしている液体が丹念に練っていくと、クーベルチュールチョコレートのように美しい輝いてきます。
お茶の芳醇な香りが立ち、艶々した翠色を見せる瞬間はなんとも悦に入ってしまう瞬間(笑)
うまく行くと心の中でガッツポーズ!
ダマが残らずに練り上げることができるのは嬉しいこと。お湯がよく湧いて、抹茶と湯の割合が丁度いい場合でないと上手くいきませんから。
最後はさらにお湯を足してよく合わせ、トロリと飲める濃度にします。
さて、客側。
事前に上生菓子をいただきます。
練り切りとか『こなし』など餡で作った、季節感を表したいわゆる和菓子を上生菓子と言います。
お濃茶は初めて飲むとあまりの濃さにビックリします。
でも、先にいただいたお菓子の甘みを流して苦味は感じにくいうえに、しばらくするとお茶の甘く香ばしい薫りが口内に充満。
あー、シアワセ!
濃茶は茶席のクライマックスであり、一番贅沢な時間。お稽古も集中しながらも満足なひと時。
お稽古しながらも深い喜びを感じることは茶道の醍醐味だなぁ。