大晦日 映画『ボヘミアンラプソティ』
茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。
大晦日に映画を見るのが恒例になってきました。
割と空いてるんですよね~(当たり前か)
その世代のファンやクイーンに通じている人など賛否両論あるそうですが、私は率直に単純に音楽の崇高さや楽しさを体で感じた映画だった。
伝説のスーパーロックバンド、「クイーン (Queen)」のリードボーカルであったフレディ・マーキュリーを主人公としたバンド結成からの物語。
事実を下書きに映画として楽しめるように物語を構成しているから、真実の筆舌に尽くしがたい苦悩や、ブライアン・メイ、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラーたちはわき役となってしまっていて、ファンとしては思うところあるかもしれないのね。
物心つくころにフレディがエイズで亡くなったことをニュースで知り、またクイーンの曲はテレビのチャンネルを捻ると自然と聴こえてきたり、音楽に無知な私でも存在を知るくらい有名なロックバンド。
でも、こんなに素晴らしい曲たちに真剣に向き合ったことがなかった。
何度も肌が粟立つほど曲が流れるとゾクゾクしてしまった。
フレディたちのパフォーマンス、観客を楽しませるための工夫。
なにより本人たちが家族のように楽しんで生み出していく、美しいメロディ、創意工夫に満ちたサウンドや強いメッセージが込められたフレーズ。
観ながら体も口も動いてしまう!
リアルに観客に混ざって、手を振って大合唱したかった~
何故だろう、目に自然と感動の涙が浮かんでくる。
音楽の力を体に響く大音量で実感する。
臭いフレーズだけど、音楽は世界を救うんじゃないかとすら思えて仕方ない。
平成最後の大晦日に、一年間すべての澱を感動の涙で浄化したような・・・
今年は私にとって良いことばかりでもなくって、全てがうまく行かなくて苦しみもがいた季節が長い一年だった。
自分は何者なんだろう。自分のしたいことは何なのさ、自分のやってることは正しいの。
毎日、自問して行き止まり。
最悪なことに他人のせいにしてみたり。
そして、更に自己嫌悪。自己卑下。
でも、人生は苦しみだけじゃない。
自分はひとりぼっちじゃない。支えてくれた人たちがいる。
たくさんの人たちに、すべてコトやモノに感謝しかないのです。改めてそう実感。
ありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。