~HSPの日々~ちょっとしたことで感動する
茶人を目指す、窓辺亭主ミワコです。
HSP(Highly Sensitive Person)は感動しやすい、涙もろい性質を持っている人が多いそうです。
私は毎朝、朝の連続テレビ小説を視てから出勤するのだけど、前回の『半分青い』最終週はやばかった。
毎日ひと泣きしてから、家を出る(笑)
「スズメ、私の分も生きろ!」
という最期のメッセージにはやられてしまった・・・
人前では泣くことは恥ずかしいので少ないのだけれど、テレビや映画で感動して涙がでることはしばしば。
5年前、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を同世代女性4人で観に行って、4人で号泣したことがあった。全員、HSPの性質を持っているから共感できたのかもしれない。
まだ観たことが無いHSPの人にはお勧めなの作品。
自由にやりたいことをやりたいけれど、いつもうまく生きられないHSPとかぐや姫がリンクするのだ。
当時の慣習や身分に縛られて、お姫様になりお屋敷のなかで静かに過ごすことを強要される。美しさの評判を聞いて求婚者がたくさん現れて結婚を進められる。
彼女は結婚など望んでいない。美しい自然を感じて生きたかった。表現したかった。
でも、彼女の気持ちは価値観の違う人間たちには全く通じない。
大地に根差して、大空に手を拡げて、笑って泣いて、感情豊かに生きるために生まれてきたのに!
日々仕事をしながらうまくいかない。
偉そうにしている男性たちの権威に屈しそうになる。
それでも、自分を表現して笑いたい。
そんな感情が4人の間で共鳴して涙が止まらなかった。
絵本や劇画が動いたような粗削りのタッチや、時代考証を重ねて作り上げた世界観も興味深いところが随所にある。
特にかぐや姫が月に還るときの映像とメロディはいまだに思い出すだけで鳥肌が立つ傑作。
二階堂和美さんの主題歌も心にじんわり染み渡り、心が温かくなるような、懐かしくも切なくなるような曲だ。
また観て泣いちゃおうかな。
き