宗像大社と三女神と三オジサン ②
久しぶりにサボっていたランニングをしたら身体が重い!筋肉痛にもなる!
会社に通っているだけでも筋肉を動かしていたのだなぁと実感している窓辺喫茶亭主ミワコです。
昨日の続きです。
『宗像大社前』をバスで出発して『神湊波止場』へは約10分。
神湊から市営のフェリーに乗って大島へ向かいます。
なんと、バスとフェリーの連結が微妙!1時間ほど待ち時間でした(笑)
周辺には食堂らしきものも無いため、お昼ご飯を買ってこなかったことを猛省したわけです。
フェリー乗り場も出土品の鏡をモチーフにつけてますね!
この前にバス停があるので、帰りのフェリーとバスの時間を必ず確認しましょう。
周りに施設は少なそうなので、帰れないと悲劇です。
思ったよりたくさんの乗客です。観光客や釣り客、地元の方など様々乗り合わせて行きます。
所要時間は25分程度でした。
ほとんど九州言葉の中に標準語が混ざると意外と気がついてしまうものです。
古代史好きらしき3人の男性チームの話し声が聞こえてきました。詳細はモチロン聞きませんけど、私のように関東から来たのでしょうね。
フェリーを降りて私はすぐに電動アシスト付きのレンタサイクルを借りました。フェリー乗り場で借りることができるのでとても便利です。
他にもひとり旅らしき女性もいたので、割と私のような人も多いのかもですね。
まずは港からすぐの中津宮に向かいました。
こちらは二人目の女神様の湍津姫神(タギツヒメ)がお祀りされている神社です。
こちらが本殿。
鰹木が丸と四角が三本ずつ束ねられているのは珍しい。辺津宮では丸が3本等間隔に並ぶ形。
社務所に数名人が並んでいて、どうやら御朱印をもらう列。先程フェリーで話し声が聞こえた男性たちだった。
1人が御朱印を授与されて真名井の湧水に向かおうとしたら3人でいこうと若干揉めていた。団体行動とは大変なものだな、仲良いことだなぁと思い見るとなかなか年配の男性3人であった。
三女神ならぬ、三オジサン。かけたのかな?まさかね。
か、可愛すぎる〜と思わずいただいてしまいました(笑)札所巡り以外は何となく遠ざけていたんですけど…
授けていただいて衝撃の事実!
中津宮と澳津宮はこちらでいただけるのだけど、辺津宮は本土で!
こりゃ、また来ないとならないパターンですね(笑)
この後は裏手にある天の真名井へ。
三女神が生まれた場所です。
天照大神が素戔嗚の剣を噛み砕いて吹き出したら産まれたという女神。うーん、めっちゃパワーありそうですね。
そんな激しい伝説とは裏腹に、新緑が美しく、見上げると太陽が頭の上にありました。
こちらの湧水は名水だそうで水汲みをされている方がいました。お許しいただき一口含むと、とてもまろやかな美味しいお水。
三オジサンもこちらで和んでおり和平が結ばれた模様です。良かったです。
そして、この湧水から出たお水が流れるのが天の川。
境内には日本の七夕伝説発祥の地として、天の川を挟んで織姫の彦星のお宮があります。
【 筑前大島天の川伝説 】
昔、唐の国に使えに行った貴公子が、織女を伴って帰国の途中、深い恋仲となったが、 それは果敢ないかりそめの縁で、二人は日本に着いて離ればなれになった。 それから貴公子は織女を想い日々を過ごしたが、ある夜、夢枕で神のお告げを受け、筑前大島の中津宮に来て、 天の川にたらいを浮かべ、水鏡に映る織女との逢瀬を楽しみに、神仕えの身になったという。
宗像大社ホームページより
今では考えられない清廉なお話、と書こうとしましたが水鏡はアイドルをタブレットやスマートフォンで観てワクワクする男子のような感覚!?
私もフジファブリック(アイドルではないけど)のMV観てニヤニヤしちゃうのも一緒かぁ(笑)
しかし、こっちの貴公子は恋仲になってるんで一緒にするなかれと怒るかも(笑)
彦星のお宮に登りましたが、高い位置な上に足元も危ないので少し怖いです。高所恐怖症なのかな私。
織姫のお宮はもっとデンジャーな臭いがしたのでチャレンジしませんでした。
また、フェリー乗り場近くのお店で宝石を購入してお水に浸すと縁結びの効力があるお守りもあるとか。
お水に浸す御神籤があるとか…気が急いていたのか全然ノーマークでした(´ω`)
そのあとは自転車を漕ぎ漕ぎ澳津宮の遥拝所を目指します。
案内の印の通り、細い路地を抜け、草むら、畑をを超え…気がつくと山の中を登る私。
時間的におかしく無いか?
チョット怖くなり、スマホの地図を睨むと全然違うところへ向かっていました。
中津宮の荒御霊が祀られているお社の方向です。
しかし、そんな時間はありませんの。
登って来た山を降りる…私はスピードが出る乗り物が怖いことをここで思い出しました(汗)
ブレーキをかけるとキイキイ出る音も怖くて泣きそうー!!自転車苦手だあ〜ということも思い出した!
怪我しそうな行為ってのが、とても怖いんですね。
痛いのキライ(汗)
真っ青な顔で戻るとスルーした場所に遥拝所があることを発見しました。
御神籤の通り、周りの人ばかり気にして調子付いてたのかもしれないなぁ(泪)
こちらは、50キロメートル先の沖ノ島に上陸出来ない女性のために建てられた澳津宮の遥拝所です。
宗像三女神の一人目の女神様である、田心姫(たごりひめ)がお祀りされています。
現在は男性も神職以外は上陸出来ないので、澳津宮へのお祀りは通常はここが一番近いということになるでしょうか。
でも、こちらからは沖ノ島は見えないのだとか。
先ほどの山を越えて展望台に行けば望めるらしいですよ。
海がなんとも言えないブルーで美しく、花粉まみれで辛くもありましたが心が和みました。
スムーズに行けたら、中津宮から20分程度の距離でしょう。
こちらは夢の小夜島というステキな名前の島です。
時間が足りずに目の前で写真を撮るのみでしたが、鳥居と島のバランスがとても可愛いですね❤️
こちらも縁結びにご縁があるとか。
室町時代の連歌師宗祇が宗像を訪れた際に「浜千鳥こゑうちわびて大嶋の波のまもなく誰をこふらむ」と詠んだ場所とされている名勝でもあります。
タイムオーバーということで、帰りのフェリーに乗り込んで、バス、電車と博多駅に戻りました。
帰りは来たルートをのんびり戻りました。
筑前大島にはもっと観光地があるので、宿泊して観光するのも良さそうです。
オルレなど、歩いて周るコースもあります(^ ^)
気になるカフェやご飯どころもありましたよ〜
夕食は博多でひとり旅に嬉しい、一人モツ鍋をいただきました💕
博多って素晴らしい!
タイミングよく人気店に予約なしで入れてラッキー!!ヤッパリ大吉ねとお腹いっぱいになるまで舌鼓を打ちました。