宗像大社と三女神と三オジサン ①
電車ともうすぐ長いゴールデンウィークも終わり。
人混みを恐れて遠出はしなかった窓辺喫茶亭主ミワコです。
この際どこかに旅立った方が良かったかと後悔しそうになりましたが、そういえば3月にゴールデンウィーク替わりに旅に出ていたことを思い出した!
忘備録的に記そうと思います。
お正月のブログで我が実家の氏神様が宗方三女神であることをチラリと記しました。
海無しの国に海上交通の女神様が降り立った不思議とそのご縁。
いつかは行きたい神社のひとつと思っていましたが、フジファブリックFEVER MANツアーでえいやっと飛び立ったは福岡。
福岡周辺は行きたい場所がたくさんあったけれど、世界遺産にも登録された宗像大社、ここへはマストだと向かいました!
この日はレンズに光が映り込むほど快晴で暑かったです。
博多駅から電車とバスを乗り継いで着きました。意外とすんなりと乗り継ぎができました。博多に旅行の方は全然許容範囲内ですよー。
JR鹿児島本線『JR博多駅』から『東郷駅』まではから快速約30分、JR東郷駅大社口下車、 神湊波止場行きバス(宗像大社経由)で『宗像大社前』まで約12分。
乗り換えなどを入れて、約1時間強くらいで到着しました。
スマホの乗り換え案内があるので本当に旅行は楽になりましたよね。
バスも長閑な田園風景の中を進むのがとても心地よい時間でした。
ワンポイント。
バスを利用して続けて筑前大島の中津宮へいく場合には、飲食店を探して寄る余裕取れないこともあるので、博多駅か東郷駅で何か食べ物を買って行くのが懸命です。
東郷駅にはコンビニもあるので、オニギリなどの購入は可能です。私は後でどうにかなるだろうと軽い考えでいましたが、どうにもなりませんでした。(笑)
幸い前日に購入したお菓子がリュックサックにあったのでやり過ごしましたとさ。
プラス海の幸を求めて道の駅に行きたい場合はバスがたくさんは出ていないので、余裕を持ったスケジューリングが必要になると思います。
まず、宗像三女神とはなんぞや。
『古事記』では天照大神と素戔嗚尊との誓約で生まれた女神とされています。
天照大神のお子神と言われることもあり、甥にあたる天孫瓊瓊杵尊を護る役目を与えられたと伝えられています。
また、三女神は道主貴(みちぬしのむち)という尊称をつけられ、あらゆる道を導く最高神としても尊ばれています。
元々は古来より宗像氏などの海上輸送などを生業にしていた一族が祀っていた神様、現代では陸上の交通安全のために車の祈願などもされています。
宗像氏は皇族とも密接な関係があり朝鮮半島と繋ぐ海上交通が現代の感覚とは全く違い重要だったことも物語っています。
また、海の外からやってきた人々や文化の入り口に深く関係した神様と考えると縄文時代から弥生時代の始まりに大きく何かがあった土地に違いないでしょう。
この周囲一帯の遺跡からは貴重な発掘がたくさんあるそうです。古代史のロマンを感じますね。
本殿の辺津宮。
三人目の女神、市杵島姫神(いちきしまひめ)を祀るお宮です。
弁財天とも同神とされたり、全国に厳島神社として分社がある女神様なので、三女神のなかでは一番馴染み深い神様ではないでしょうか。
人間に一番近い場所で願いを聞いてくださる。本土に鎮座するのも分かる気がします。
ここは、とても柔らかい空気感のある境内。御神籤を引かせていただいたら大吉だったのでルンルンになりました。
でも、奢ってはいけないよというメッセージもあったので慎重にいきましょう。
本殿の裏手には、
こちらは本殿は沖津宮・沖ノ島、中津宮・筑前大島に存在するため、出張所といったら伝わるかな?
島へ行かずともこちらを参拝することで思いが伝わる場所です。
コンパクトな神宮のような感じもする清々しい場所。身の引き締まる感覚すらありました。
なんとも理由はよく分からないのですが女神様に参拝するときに自分自身の誓いを立てていました。
ここまで書いて、素戔嗚尊が誓約して生まれた女神様だから?
さらに奥へ登っていくと、高宮祭場という宗像三女神が降臨したと伝わる古代の祭場跡があります。
最近ではパワースポットとしても有名だそうで、しばらくここに居たくなるような神聖な気持ちになれる場所です。
半分に願い事を書いて奉納するお守りもあります。
割ってお守り部分はいただいてきました。
気分の問題かもしれませんが花粉症がここにいる間はピタリと止まるのが不思議。
所要時間は1時間程度。
この後、筑前大島に向かう予定でバスの時間が迫っていたため、宝物館などを見ることはできませんでした。
次は筑前大島へ向かいます。